サイトの表示速度が遅いと、ユーザー離脱に繋がり、SEO的にも悪影響を与えます。
しかし、原因が分からず改善に困っている方も多いのではないでしょうか?
- サイトが表示される速度が遅いけど、どうしたらいいかわからない。
- サイトの表示速度はサーバが原因?
そこで今回は、サイト読み込み速度が遅くなる原因と、それを改善する方法を徹底解説します。
サイトの表示速度が遅いと感じている企業担当者様やサイト管理者様に読んでいただければ幸いです。
1. サイト読み込み速度が遅くなる原因
サイト読み込み速度が遅くなる原因は様々ですが、主な原因は以下の5つです。
1-1. 画像の容量が大きい
画像ファイルは、サイトの中で最も容量が大きくなる要素です。
画像の容量が大きいと、読み込みに時間がかかり、サイト表示速度が遅くなります。
高解像度の画像を使用していたり、圧縮されていない画像を使用している、そうした画像が複数枚設置されていると、サイトの読み込み速度が遅くなります。
1-2. JavaScriptやCSSの読み込みが多い
JavaScriptやCSSは、サイトのデザインや動きを制御するために必要なファイルです。
しかし、これらのファイルを読み込みすぎると、読み込みに時間がかかり、サイト表示速度が遅くなります。
使用していないJavaScriptやCSSを読み込んでいたり、複数のライブラリを重複して読み込んでいる場合も考えられます。
1-3. サーバーの性能が低い
サーバーの性能が低い場合、サイトへのアクセスが集中した時に、処理が追いつかずに読み込み速度が遅くなることがあります。
安価なレンタルサーバーを利用していたり、共有サーバーを利用している場合、他サイトにアクセス増加すると影響を受けやすく、サイトの読み込みが遅くなる場合があります。
1-4. ブラウザのキャッシュが溜まっている
ブラウザのキャッシュが溜まっていると、古いファイルを読み込んでしまい、サイト表示速度が遅くなることがあります。
ブラウザのキャッシュをクリアしていない場合や、閲覧履歴を削除していないとデータが蓄積されていき、表示速度に影響する場合があります。
1-5. そもそもサイトの構造が悪い
サイトの構造が悪い場合、必要なファイルを読み込むのに時間がかかり、サイト表示速度が遅くなります。
大量のファイルを読み込んでいるケースや、複雑な構造になっている場合には、読み込み時間がかかってしまい、表示するまで遅い場合があります。
2. サイト読み込み速度を測定する方法
サイト読み込み速度を測定するには、Googleが提供しているPageSpeed Insightsを使うと表示速度が確認できます。
サイトにアクセスして計測するURLを入力して、しばらく待つと改善点を提示してくれるので、非常に便利です。
速度測定はPCとスマホでの表示速度をスコア表示します。多くのサイトがスマホからのアクセスを重視していると思いますので、スマホからのアクセスのスコアを確認するようにします。
3. サイト読み込み速度を改善する方法
サイト読み込み速度を改善するには、以下の方法が有効です。
3-1. 画像の容量を圧縮する
画像の容量を圧縮するツールは、無料で使えるものも多くあります。
オンラインの画像圧縮ツールなどを活用したり、JPGやPNG形式ではなく、Webp形式に画像変換することにより、表示速度の改善が期待できます。
3-2. JavaScriptやCSSの読み込みを減らす
必要なJavaScriptやCSSのみを読み込むようにすることで、読み込み速度を改善することができます。
ソースコードを確認して、使用していないコードを削除したり、複数のライブラリを1つにまとめることで、速度の改善が期待できます。
3-3. サーバーの性能を上げる
サーバーの性能が低い場合は、上位プランへ移行したり、CDNを利用することで改善することができます。
共用サーバでも上位プランにすることで、表示速度が改善できる場合があります。
3-4. ブラウザのキャッシュをクリアする
ブラウザのキャッシュをクリアすることで、古いファイルを読み込まずに、最新の状態のサイトを表示することができます。
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3-5. サイトの構造を改善する
サイトの構造を改善するには、専門家の知識が必要になる場合もあります。
特にファイルの読み込み順序を最適化したり、読み込み不要なファイルを削除することで改善に期待できますが、順序変更したりファイル削除すると、サイトの表示不具合が発生する場合がありますので、慎重におこなうことが重要です。
4. 具体的な改善を実施したサイト
これまでにサイトの表示速度を改善してきたケースをご紹介します。
4-1. 画像の容量を圧縮したことで、読み込み速度が20%向上したサイト
あるサイトでは、画像の容量を圧縮することで、読み込み速度が20%向上しました。
具体的には、高解像度の画像を適切なサイズにリサイズし、PNGやJPG形式からWebp形式に変更しました。
4-2. JavaScriptの読み込みを減らすことで、読み込み速度が30%向上したサイト
あるサイトでは、使用していないJavaScriptファイルを削除することで、読み込み速度が30%向上しました。
具体的には、サイトのソースコードを確認し、使用していないJavaScriptファイルを特定して削除しました。
4-3. サーバーの性能を上げることで、読み込み速度が50%向上
あるサイトでは、上位プランのレンタルサーバーに移行することで、読み込み速度が50%向上しました。
具体的には、アクセス数が増加し、サーバーの負荷が高くなっていたため、上位プランのレンタルサーバーに移行しました。
5. まとめ
サイト読み込み速度は、ユーザー体験やSEO対策において非常に重要です。
サイトの読み込み速度が原因で離脱がある場合には、表示速度を最適化するだけで大きな期待があります。今回ご紹介した方法を参考に、サイト読み込み速度を改善し、より良いサイトを目指しましょう。
不明な点や改善方法についてご相談したい場合は、お気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
遠藤 晃太(えんどう こうた)
山梨県を拠点としているディープラスの代表、遠藤です。
Webに興味を持ち、制作技術や集客方法を習得。これまで大手サイト制作などの経験あります。
サイトから集客獲得して副業から本業に変更した事業者様やスタッフ増員された事業者様がいます。
・2012年8月、ディープラス立ち上げ
・「渋谷 美容室」「(地域名)動物病院 」など、Google検索で10位以内にランクイン
・趣味はスノーボードや車中泊
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