ChatGPTを使って自動で記事作成してみたい
ここ最近、話題となっているChatGPT(チャットジーピーティー)。
ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデルであり、多数のデータセットからトレーニングされ、人工知能と自然言語処理を利用して、人と対話することができるAIアシスタントです。
これまでのAIとの違いは、自然言語処理が大幅に進化したことです。これにより、AIが自然な言語での会話を理解し、生成することができるようになりました。
そこで今回は、ChatGPTを使って記事作成が成り立つかどうか検証してみました。
- ChatGPTで作成した記事はブログに使える?
- ChatGPTで作成した記事は検索上位することができる?
このように疑問をお持ちの方やブログ作成に苦労している方に読んで欲しい内容となっています。
目次
1.ChatGPTとは
ChatGPTは、人工知能の一種で、人と自然な言葉でコミュニケーションを取ることができるシステムです。
ChatGPTは、多数のデータセットから学習しており、人工知能と自然言語処理技術を利用して、人との会話を模擬することができます。
例えば、質問に答えたり、情報を提供したり、あなたが話しかけると返事をすることができます。ChatGPTは、あなたが話す文脈を理解することができるため、より自然な対話ができます。
ChatGPTは、オンラインのカスタマーサポートなど、様々な目的に使用されています。
2.Googleとしての判断
ChatGPTで記事作成した内容について、Googleではどのように判断しているのでしょうか。
ガイダンスでは以下のように書かれています。
Google のランキング システムは、E-E-A-T(専門性、エクスペリエンス、権威性、信頼性)で表される品質を満たした、オリジナルかつ高品質のコンテンツを評価することを目的としています。この詳細については、検索の仕組みで説明しています。
コンテンツがどのように制作されたかではなく、その品質に重点を置く Google の姿勢は、信頼できる高品質な検索結果をユーザーに提供するうえで、長年にわたって有用な指針となってきました。
(中略)
検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、スパムに関する Google のポリシーに違反します。
Google には、検索結果を操作するために使用される自動化への対抗策を講じてきた長年の実績があり、SpamBrain システムの開発などはその一例です。スパムがどのような方法で生成されようと、Google はこうしたスパム対策の取り組みを続けていきます。
とはいえ、AI 生成のものを含め、自動化を利用したコンテンツすべてがスパムであるとは限らないことを認識することは重要です。
このことから、AIで作成された記事は全てスパムではありませんが、専門性・権威性・信頼性があれば問題ないという見方をして良さそうです。
3.ChatGPTを使った記事作成する方法
それでは早速、記事作成をしてみます。
まずは、ChatGPTでアカウント作成をします。
ChatGPTには無料と有料版(20ドル/月)がありますが、今回は無料版を使ってみます。他にAPIを使った便利な方法もありますが従量課金になるため、本記事では無料でどこまで記事作成できるかを検証してみます。
以下URLからアカウント作成します。
→ChatGPTサイト
「TryChatGPT」をクリックして、ログイン画面を表示します。新規の場合には「Sign up」ボタンをクリックしてアカウントを作成します。
アカウント作成ができましたら、先ほどのログイン画面で「Log in」をクリックしてログインすると以下画面になります、ここがスタート画面になります。
※ログインすると、画面の真ん中にメッセージが表示されますが、「Next」をクリックして進みます。
4.キーワードを使って目次作成
はじめに記事全体の構成を考えていきます。
最下部にある入力欄に以下文章を入力してEnter、もしくは飛行機マークをクリックしてください。今後は、この入力欄に質問をしていきます。
ChatGPTでは、長文による回答は不向きのようですので、小分けした質問をおこなって繋ぎ合わせて1つの記事にしていきます。
ChatGPTへの質問内容がわからない場合については、以下を参考にしてみてください。
今回は、お試しとして私の趣味でもあるスノーボードについて調べてみました。
質問文章は以下のように聞いてみました。
「スノーボード」で検索して上位10サイトの見出しを抽出し、オリジナルの目次構成を作ってください。目次には番号を振ってください。
すると、目次のような内容で回答されます。
この回答された部分が記事全体の各見出しになります。
5.文章途中で止まってしまった場合
ちなみに、GhatGPTの文章が止まってしまった場合には、「続き」を入力すると答え続けてくれます。
6.各見出しに対しての文章を自動作成
各見出しが取得できたので、次に各項目ごとに文章作成していきます。
各項目+「上記の見出しとその下にある小見出しについて、わかりやすい文章を書いてください。」と入力していきます。
例えば、以下のように質問します。
1.スノーボードとは何か?
1-1. スノーボードの定義と歴史
1-2. スノーボードの特徴と種類
上記の見出しとその下にある小見出しについて、わかりやすい文章を書いてください。
すると、以下のように回答してくれます。
自然な文章が自動作成されてきます。
これを各項目ごとに繰り返します。今回の場合は、全6項目ありますので同様の作業を6回繰り返します。
そして、作業を繰り返して回答された文章を繋ぎ合わせると、記事全体の文章ができあがります。
7.記事全体のまとめた内容を自動作成
次に記事全体のまとめ文章を書いてもらいます。ChatGPTには以下を入力します。
全体をまとめた文章を800文字以内でわかりやすく作ってください。
すると、回答してきた内容を全てまとめて教えてくれます。
ここで答えてくれた文章は記事全体の最下段に「まとめ」として記述します。
これだけで自然な文章を作ってくれます。
8.記事始めの導入文を自動作成
次に記事始めに設置する導入文を書いてもらいます。ChatGPTに以下を入力します。
今までの内容を踏まえて、多くの検索ユーザーに読んでもらえる導入文を800文字以内で作ってください。
ここまでで記事全体が完成しました。
ここで回答された文章は記事全体の始めに掲載します。
9.魅力的なタイトルを自動作成
そして最後にタイトルを作ってもらいます。ChatGPTに以下を入力します。
今までの内容を記事にした場合の検索上位されやすい魅力的なタイトルを3つ作ってください。
これで返ってきた回答は以下になります。
この中から1つ選び、タイトル名にしていきます。
これで、全ての記事作成をChatGPTで書いてもらう事ができました。
ChatGPTで書いてもらった記事は、別ページで公開していますのでご覧ください。
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10.ChatGPTを使ってみた感想
今回、初めてChatGPTで記事作成してみた結果、時間短縮して記事作成することができました。
ChatGPTのメリットとしては記事作成する時に時短になる。そして、文章内容も自然な内容になっていますので、読みやすくなっていました。
デメリットとしては、これは個人的な感想ですが、当たり障りのない一般的な内容となっていたこと。
記事全体を見ますと、かなり自然な内容となっていますが、何か足りない感じです。
記事の目的は、ユーザーに共感してもらうことが大切です。
今後もし、記事作成でChatGPTを使うのなら、記事作成した内容をそのまま公開するのではなく、あくまでたたき台として考えて、自分の想いなどを適所に追加した方が、オリジナルとなって読み手側へ想いも伝わりやすくなるでしょう。
Q.ChatGPTで作成した記事は検索上位することができる?
別記事になりますが、ChatGPTで作成した記事に想いを追加して数週間観察してみました。予想していた上位ほどにはなりませんでしたが順位下降することもなかったので、Googleのガイダンスに沿っていれば、検索上位される可能性はあると考えています。
もし、記事作成にお悩みでしたら、記事作成のサポートとして、一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
遠藤 晃太(えんどう こうた)
山梨県を拠点としているディープラスの代表、遠藤です。
Webに興味を持ち、制作技術や集客方法を習得。これまで大手サイト制作などの経験あります。
サイトから集客獲得して副業から本業に変更した事業者様やスタッフ増員された事業者様がいます。
・2012年8月、ディープラス立ち上げ
・「渋谷 美容室」「(地域名)動物病院 」など、Google検索で10位以内にランクイン
・趣味はスノーボードや車中泊
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