新さくらサーバへWordPressサイトを引越しした表示速度が凄い

さくらサーバへ引越し

こんにちは、山梨でホームページ制作しているディープラスの遠藤です。

長年利用しているさくらのレンタルサーバが、2018年4月にPHP7のモジュールモードを使った新さくらサーバに生まれ変わりました。さくらインターネット社調べによると、WordPressの処理時間がなんと16倍になったようで、気になっていたんです。
そこで、旧さくらサーバで運営しているWordPressサイトを新さくらサーバに移行して、どのくらいのスピードアップが図れるのだろうを比較してみることにしました。

1.新さくらサーバとは?

新さくらサーバは、2018年4月に新しく生まれたレンタルサーバです。
主な特徴は、PHP7でモジュールモードになったことで高速化に生まれ変わっています。PHPにはCGIモードとモジュールモードがあり、モジュールモードは処理が速いとされています。

旧さくらサーバでは、PHPがCGIモードや低メモリなどでアクセスが増えたり負荷になると503エラーとなりやすかったのですが、新さくらではアクセス集中しても安定した表示が可能になったようですので、かなり期待しています。
ちなみに503エラーとは、一時的にサーバにアクセスできないことを指します。これはアクセスが集中した場合など、サーバへの負荷が起こった場合に起こり、サイトが非表示となります。

新さくらサーバの主な特徴をまとめました。

  • PHP7でモジュールモード(旧さくらはCGIモード)
  • nginxでアクセス集中時にも安定したサイト表示
  • メモリなどハードウェアを増強

サイト移行後の速度が楽しみです。
移行前のサーバはさくらレンタルサーバーのスタンダードプランを契約していて、移行後も同じくスタンダードプランです。

2.旧さくらと新さくらのスペック比較

新さくらサーバへ移行する場合、クリック1つでできるわけではなく、サイトデータなど全て移動(引越し)する必要があります。(かなりの手間です・・)
そこで、旧さくらサーバを利用しつつ新さくらサーバを契約します。一時的に2サーバの契約をして、移動完了後に旧さくらサーバを解約する流れです。

ちなみに私が利用している旧さくらと新たに契約した新さくらサーバのサーバスペックは下記の通りでした。

旧さくらサーバ 新さくらサーバ
CPU Intel Xeon E312xx(Sandy Bridge) Intel Xeon CPU E5-2650 v3 2.30GHz
メモリ容量 18GB 48GB

メモリを比較するだけでも約2.6倍の差となっています。新さくらサーバもプラン費用は旧サーバと同じなので引越しするメリットがありそうです。

3.旧さくらサーバのサイトで速度計測

新さくらサーバへ移行する前に、まずは現在のサイトの速度計測です。
旧さくらサーバには企業案内サイト(コーポレートサイト)を設置していて、全体のページ数は約50ページほどとなっています。

このサイトの閲覧速度(サイトの読み込み時間)をGoogleのPageSpeed Insightsで計測してみると、パソコンでの読み込み時間は、

パソコンでの速度結果

スコア75となっていてまぁまぁ平均的な数値です。
しかし、問題はスマホでの読み込み時間・・・

スマホでの速度結果

なんとスコア23で非常に遅い・・・。

これでは「サイトがなかなか開かないので、戻ろう」と思わせてしまい、訪れようとした閲覧者を帰してしまう事になるでしょう。それにSEO的にも良くありません。

最低でもスコアが平均値になると良いなぁと思いながら引っ越し作業開始しました。

4.新さくらへの引越しはドメイン変更が問題あり・・

今回の引越しでサーバデータやDBの引越しは問題なく移動することができましたが、ドメイン移行の際に問題が発生しました。

それは、サーバ間の移動の際にドメインを一旦削除する必要があるため、サイトが閲覧できない時間が発生しました。今回の場合は約2時間程度、閲覧ができなくなりました。
これは、同じサーバ内のプラン変更だったので、仕方ないことかもしれませんが、サイト閲覧だけでなくメール送受信もできなくなるため、アクセスが少ない深夜時間帯での作業が良いと思います。

閲覧できなくなる時間を避けるためには、一旦他サーバに引越ししてから新さくらサーバへの引越しをすれば解消できると思います。

同じサーバ会社内での移動なのに、サイト閲覧できない期間が発生するのはちょっとツライですね。。。

5.新さくらサーバでの速度計測してみた結果

ドメイン問題以外は全てスムーズに進めることができて、無事に新さくらサーバへ移動することができました。
新さくらサーバに移行したサイトをクリックしてみると、速くなった感じがします。

こちらもGoogleのPageSpeed Insightsで計測してみます。すると、良好な結果となりました。
まずは、パソコン時の速度計測の結果です。

パソコンの速度計測

スコア82となっていて、旧さくらサーバよりも良い感じです。旧さくらは75だったので、スコア7の上昇です。

次にスマホ閲覧時の速度計測を行った結果です。

スマホでのアクセス

旧さくらサーバではスコア23だったのが、なんと54となり2倍以上に改善されました。
以前に比べてかなり速くなったと実感することもできたので、移行して正解でした。

6.まとめ

旧さくらサーバのスタンダードプランから、新さくらサーバのスタンダードプランに移行してみた結果、スマホおよびパソコン閲覧の両方で快適に改善することができました。

Googleでは、ページの読み込み速度も検索結果の要因するとしています。
サイト表示を速くすることは、訪問者にとってもSEOにとっても良いことということですね。

さくらのレンタルサーバ

関連記事

  1. 小規模事業者持続化補助金

    小規模事業者持続化補助金でホームページ制作してみませんか?

  2. 集客にはコンテンツ

    ホームページ制作をしたら良質なコンテンツ作成をしよう

  3. 山梨でWordPressの保守はディープラス

    WordPressの保守は専門業者へ!セキュリティ強化しない場合の危険…

  4. ホームページSEO

    ホームページはSEO対策だけでなくコンテンツ内容がカギを握る

  5. 山梨でホームページ制作

    サイトの検索順位アップは記事の質が最も大切と改めて感じたこと

  6. スマホの重要性

    スマホユーザーが増えた現代のホームページ制作はスマホメインにするべき

WordPressの保守専用サイト

最近の記事

  1. ホームページ制作業者の選び方
  2. サイト不具合はおまかせ
  3. LINE公式が乗っ取り
  4. サイト集客は魚釣り

制作実績一覧

  1. 山梨のホームページ制作(稲葉工業様)
  2. 山梨のホームページ制作(あら川保育園様)
  3. 山梨のホームページ制作(行政書士事務所マスターオブライフ山梨)
  4. 山梨のホームページ制作(保育園の動画制作)
  5. 山梨のホームページ制作(屋根付きRVパーク)
  6. 山梨のホームページ制作(アイリストサロン)
  7. 山梨のホームページ制作(ガソリンスタンド)
  8. 山梨のホームページ制作(香水ショップ)
  9. 山梨のホームページ制作(望月林業様)
山梨のホームページ制作業者LINE登録