WordPressは、世界で最も利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。使いやすく、カスタマイズ性に優れていることから、多くの企業や個人が利用しています。
しかし、WordPressはオープンソースソフトウェアであるため、セキュリティの脆弱性を突いた攻撃を受けやすくなっています。また、テーマやプラグインのアップデートも頻繁に行われるため、常に最新の状態に保つ必要があります。
そこで、サイトの安全性とパフォーマンスを維持するために、WordPressの保守について解説していきます。
目次
1. WordPress保守の概要
WordPress保守とは、WordPressサイトの安全性とパフォーマンスを維持するために、定期的に行う作業のことです。具体的には、以下の作業が含まれます。
- WordPress本体やテーマ、プラグインのアップデート
- 定期的なバックアップの取得
- セキュリティ対策の実施
- サイトのパフォーマンスの改善
2. WordPress保守が必要な3つの理由
WordPress保守が必要な理由は、以下の3つです。
2-1. セキュリティの確保
WordPressは、オープンソースソフトウェアであるため、セキュリティの脆弱性を突いた攻撃を受けやすくなっています。アップデートを定期的に行うことで、最新のセキュリティパッチを適用し、セキュリティの脆弱性を解消することができます。
2-2. パフォーマンスの維持
WordPressは、テーマやプラグインを追加していくことで、サイトのパフォーマンスが低下する可能性があります。定期的なバックアップを取得しておくことで、パフォーマンスが低下した場合に、以前の状態に復旧することができます。
2-3. 運用の効率化
WordPress保守を外部に依頼することで、運用の効率化を図ることができます。特に、セキュリティ対策やパフォーマンスの改善は、専門的な知識やスキルが必要です。
3. WordPress保守の具体的な内容
WordPress保守の具体的な内容は、以下のとおりです。
3-1. WordPress本体やテーマ、プラグインのアップデート
WordPress本体やテーマ、プラグインには、バグ修正やセキュリティパッチなどのアップデートが頻繁に行われるため、常に最新の状態に保つ必要があります。
アップデートを怠ると、セキュリティの脆弱性を突いた攻撃を受けやすくなり、サイトが改ざんされるなどの被害につながる可能性があります。
3-2. 定期的なバックアップの取得
WordPressサイトのデータは、定期的にバックアップを取得しておくことで、万が一のトラブルの際に、以前の状態に復旧することができます。
バックアップは、データベースやファイルなど、サイトに必要なすべてのデータを取得するようにしましょう。
3-3. セキュリティ対策の実施
WordPressサイトは、セキュリティ対策を講じていないと、攻撃を受けやすくなっています。セキュリティ対策として、以下のようなものが挙げられます。
- 強固なパスワードの設定
- プラグインの脆弱性対策
- ファイアウォールの設定
3-4. サイトのパフォーマンスの改善
WordPressサイトのパフォーマンスが低下すると、ユーザーの離脱率が高まる可能性があります。パフォーマンスを改善するためには、以下のようなものが挙げられます。
- 不要なテーマやプラグインの削除
- 画像の圧縮
- キャッシュの設定
4. WordPress保守の相場
WordPress保守の相場は、月額4,000円〜30,000円程度です。費用は、保守内容や契約期間などによって異なります。
一般的には、以下のようなものが保守内容に含まれます。
- WordPress本体やテーマ、プラグインのアップデート
- 定期的なバックアップの取得
- セキュリティ対策の実施
また、契約期間は、1年〜3年程度が一般的です。
5. WordPress保守の選び方
WordPress保守を選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
5-1. 保守内容
保守内容は、自社のニーズに合わせて選ぶことが重要です。たとえば、セキュリティ対策を重視したい場合は、セキュリティ対策のメニューが充実している会社を選ぶとよいでしょう。
5-2. 実績
実績がある会社を選ぶことで、安心して保守を任せることができます。実績を調べるには、会社ホームページや口コミなどを参考にしましょう。
5-3. サポート体制
トラブルが発生した際に、迅速に対応してくれる会社を選ぶことが重要です。サポート体制を調べるには、会社ホームページや営業担当者に問い合わせるとよいでしょう。
5-4. 費用
費用も重要なポイントです。予算に合った会社を選ぶようにしましょう。
6. WordPress保守するまでの流れ
WordPress保守を利用するまでの流れは、以下のとおりです。
- 保守会社を比較検討する
- 保守会社に問い合わせる
- 契約を締結する
- 保守を開始する
保守会社を比較検討する際には、上記の「WordPress保守の選び方」のポイントを参考にしましょう。
保守会社に問い合わせる際には、以下の情報を準備しておくとよいでしょう。
- サイトの規模
- 利用中のテーマやプラグイン
- 保守に求める内容
契約を締結する際には、保守内容や費用、サポート体制などをしっかりと確認しておきましょう。
7. WordPress保守に関するよくある質問
WordPress保守に関するよくある質問をまとめました。
Q. WordPress保守は必要ですか?
A. WordPressはオープンソースソフトウェアであるため、セキュリティの脆弱性を突いた攻撃を受けやすくなっています。アップデートを定期的に行うことで、最新のセキュリティパッチを適用し、セキュリティの脆弱性を解消することができます。
また、定期的なバックアップを取得しておくことで、万が一のトラブルの際に、以前の状態に復旧することができます。そのため、WordPressサイトを安全に運用するためには、保守を行うことが必要不可欠です。
Q. WordPress保守を外部に依頼すると、費用がかかりますか?
A. 費用は、保守内容や契約期間などによって異なります。一般的には、月額4,000円〜30,000円程度です。
Q. WordPress保守を自分で行うことは可能ですか?
A. 可能です。ただし、セキュリティ対策やパフォーマンスの改善など、専門的な知識やスキルが必要です。また、トラブルが発生した場合の対応も自分で行う必要があります。
8. サイト運営するために保守は必要
WordPress保守は、WordPressサイトの安全性とパフォーマンスを維持するために、定期的に行う作業です。保守を怠ると、セキュリティの脆弱性を突いた攻撃を受けやすくなり、サイトが改ざんされるなどの被害につながる可能性があります。
また、パフォーマンスが低下し、ユーザーの離脱率が高まる可能性もあります。
WordPressサイトを安全に運用するためには、保守を行うことが必要不可欠です。保守会社を選ぶ際には、保守内容や実績、サポート体制などをしっかりと比較検討し、自社のニーズに合った会社を選びましょう。
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この記事を書いた人
遠藤 晃太(えんどう こうた)
山梨県を拠点としているディープラスの代表、遠藤です。
Webに興味を持ち、制作技術や集客方法を習得。これまで大手サイト制作などの経験あります。
サイトから集客獲得して副業から本業に変更した事業者様やスタッフ増員された事業者様がいます。
・2012年8月、ディープラス立ち上げ
・「渋谷 美容室」「(地域名)動物病院 」など、Google検索で10位以内にランクイン
・趣味はスノーボードや車中泊
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